スポーツとか芸術は本来、競ったり順位をつけたりするものではなく、実生活に寄り添ったものであるはずです。
走って獲物を追いかけ、洞窟に描くことで人々の幸せを願うことは、とりもなおさず生きることであり、その行為自体が美しいと感じるのはごく自然のことでしょう。
かけっこの始まりは、村同士の争いの解決方法として代表に競わせたことに由来するそうです。
分かりやすくて平和的なランニングは、生きる術から社会の知恵へと変わり、そして現代ではカロリー消費の優等生としての地位を揺らぎないものとしています。
12月15日(日)、東温市民マラソンに『東温ランニングクラブ』のメンバーが参加しました。
普段はゆっくりラン主体の練習をしていますが、今日は真剣勝負のガチラン!
金メダル目指して全力で走ろう!

身も蓋もない言い方をすると、かけっこの結果はスタート前にだいたいは決まっています。
オリンピックにしても学校の持久走大会にしても順位は大概予想通り、大番狂わせは起こりません。
ただ、知らない人がいて知らない場所での大会、緊張感とワクワク感がたまりません。

河川敷コースはマラソン大会の定番ですが、緩やかな傾斜があって風が通りやすいので、意外に走りにくいものです。
スタートダッシュは禁物、デカい奴の斜め後ろに付け、ゴールラインは駆け抜けろ!
ただ走るだけと思ったら大間違い。
ランニングもやはり戦略が必要です。

結果は、『東温ランニングクラブ』のメダルラッシュ!
力を出し切る、戦略を実行する、ランを楽しむ、全部できましたか?
スタートラインについて、ゴールをした瞬間にすでにあなたは勝者である、とはいうものの、全力を出し切る爽快さはまた別物です。
結果が伴った者、残念だった者、それぞれいる中で頑張った者が勝者。
順位はおまけみたいなものだと考えれば、まぁいないとは思いますが、変に有頂天になったり、必要以上に落ち込んだりすることもありません。
それでも東温ランニングクラブ史上、市民マラソンでの1位は初めての快挙です。
おめでとう、よく頑張りました!
寒さに負けずこれからも楽しく走って行きましょう!
