本来ならば走ってから食べるのが筋ですが天候の都合上、今回は先の日曜日に焼肉パーティーを開催してからの2時間ラン。
焼肉には30名参加だったのに、なぜか春分の日のランニングは22名のみが集合しました。
『コーチ、あいつずる休みですよっ!!』
『食い逃げです!』
ともかく22名は大所帯、人様に迷惑をかけないように走ろう。
愛媛が誇る観光地、松山城で粗相をするんじゃないぞ!
今回は、受験勉強でしばらくサッカーもランニングも休んでしたS君が参加、久しぶりでも仲間との友情は変わりません。
日本最難関の中学に合格した彼は4月から関西で寮生活に入ります。
『夏はなんで暑いの?』 『 「シャーペン」の語源は?』にスラスラと答えられる小学生にはなかなかお目にかかれません。
頭の良さは知識の量ではないけれど、彼の頭のキレは日本を救うことになるかもしれません。
食べ放題の鉄則は最初に詰め込み過ぎないこと、長距離走のコツもスタートを飛ばし過ぎないこと。
2時間ランは㌔7分超のペースでスタートしました。
ランニングに苦手意識を持つのは、ペースが速すぎる、特に走り始めに飛ばし過ぎることに原因があることが多いようです。
少しずつ心拍数を上げていくのが速く走る秘訣、長距離走にスタートダッシュは無用です。
城山公園内を軽く3㌔ほど走ってから、ロープウェイ街を抜けて、いざ松山城へ!
激坂に脚が喜びます。小学生たちも大喜びしています。
『脚が重いです!』
『アキレス腱が切れそうです!』
『ロープウェイの乗ってもいいですか?』???

観光客が物珍しそうに眺めて、応援してくれます。
いったん下って、また今度は階段ルートを登ります。
同じ勾配でも階段の方が疲れます。
ランニングの楽しさは、しんどさの山を登り切った後に訪れます。
しんどさの山が大きくなるほど、楽しさも大きくなるはず。
しんどいからと言って歩くんじゃない!ゆっくりでいいから走ろう、笑おう、ゴールを目指そう!

1時間45分走って城山公園に帰ってきました。
ラストは400m周回コースを各自のペースで行こう。
先頭集団は㌔5分ペース、最後尾はウォーキング並みで長い長い15分を消化していきます。
先頭を任せたランニングクラブのエースK君、ラスト2分でペースを上げてふるい落としにかかります。
ラスト半周でさらに上げてフィニッシュ、東温市民マラソンでの借りを返す気持ちが垣間見えました。
人生の成功はコツコツと頑張ること、などの常套句は小学生の心には全く響かないけど、2時間走り切ったことは自信になったことと思います。
予定の15㌔には届かず13.2㌔、高低差があったので距離以上に脚に負担がかかったかもしれません。
『コーチ、おなかが痛いです』
『足をくじきました』
疲れた、を別の表現で訴えてきた小学生たち!もし筋肉痛になったら教えてくれ!
それは普段の練習量が足りないせいに他ならない。
筋肉痛になるから距離を減らすのではなく、筋肉痛にならない身体づくりをしていこう。
3月24日からは卒業旅行、早朝の砂浜ランで海へドボン!が楽しみです。