皿ヶ嶺トレイルラン2024

サッカーも勉強も楽しいけど、トレイルランほど楽しいものはありません。
自然の中を自らの力で走り、鳥の声を聴き、風の流れを感じ、美しい景色を見る。
傾斜で脚が喜び、全身にパワーがみなぎります。

毎年恒例のトレイルラン、今年は東温市の皿ヶ嶺で開催です。
松山市、東温市、伊予市から小学生と保護者20名が参加、9時に上林森林公園を出発しました。
登山道を外れない、花を取らない、石を落とさない、上り優先・・・、細々と注意事項を伝達して登山道を走り始めます。
最初の100mで呼吸がかなり荒くなっている4年生!
長距離の最初は誰でもしんどいもの、歩かずに付いてきなさい!
よくしゃべる3人組、キミたちの声がコダマしてるぞ。

疲れただの、死にそうだの、文句を言いながらも竜神平経由であっと言う間に、皿ヶ嶺山頂に到着。
登り切ったら途中のしんどさなどすぐに忘れてしまうもの、三々五々おしゃべりに夢中です。

舗装路の下りは楽に走れますが、山道はいわゆるエキセントリック運動、より筋肉に負荷がかかります。
足元に気をつけながら、景色をチラ見しながら、前後の人との距離感を計りながら走り続けます。
『コーチ、この道は誰かが作ったんですかね?』
そうだ、その通り!誰かが通る前に道はない、先人に感謝、お父さん・お母さんに感謝せよ!

標高1000mの草原、『竜神平』を軽く2周、平地と空気がまるで違います。
小学生たちも言葉にできない『なんか分からんけど楽しい』を感じながら駆け抜けました。

途中のずっこけ数名、靴が泥まみれ1名、手の擦りむき2名・・・、だから手袋推奨と言ったよね?
下りもあっと言う間にゴールに到着、休憩時間を省くと1時間半で9㌔、高低差500m。
一人では走り切れないこの行程を、みんなで声を掛け合い、ちょっとあおりながら全員完走しました。

走り足りない有志9名は、下り3.5㌔も追加で走破し、大満足で帰途に着きました。
小学生諸君、楽しかったかい?
ただ山を走るだけだったけど、色々な思いをしただろうし、印象に残った景色があることと思います。
その断片が、送迎や付き添いをしてくれた保護者、登山道の整備をしてくれた方々への感謝、自然環境への想いを巡らすきっかけになればと願っています。

皿ヶ嶺トレイルラン2024、皆様のおかげで無事に終えることができました。
ありがとうございました。

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