お城下リレーマラソン

祭りが終わって運動会シーズンのど真ん中、10月14日(土)に城山公園でリレーマラソン大会が開催されました。
『マツヤマお城下リレーマラソン2023』、今回は14名での参加です。
一周1.5㌔を28周、ちょうど一人2周の計算です。

8時半に集合して走順を決めて、コース試走、タスキ渡しの練習をしました。
愛媛の有名人『やのひろみ』さんと写真を撮って、開会式では『野獣』とも対面。
第一走者は気持ちも身体も強いF君です。
目標は3時間切り、できることならば一周6分で帰ってきてほしい、とは伝えたものの、コーチの見立てでは4時間切るぐらいかな。
とにもかくにもみんなで頑張ってタスキをつなごう。

サッカーならば勝ち負けがはっきりしているけど、ランニングの勝利とは何でしょう?
1位が勝ちだと分かりやすいけど、たぶんそんな単純なものではない。
満足のいく走りはできたか、喜びは分かち合えたか、感謝の気持ちを持てたか、基準はたくさんあります。

小学生チームは3チームのみのエントリーで、3位までが表彰の対象。
いささかずっこけ気味の状況ですが、キミたちのできることはただ前を向いて走るだけ。
アナウンスのやのさんが何度も『東温ランニングクラブ』の名前で、キャッチフレーズの『楽しいから走る』を紹介してくれます。
『苦しいけど頑張る』ではなく、『楽しいから走る』。

いつも大汗のS君、集団から遅れてしまうT君、今日は見違えるようなスピードに乗った走りを見せてくれます。
大声での応援、丁寧なタスキ渡し、周回を重ねていきます。

ハーフは1時間35分超、なんだキミたち結構走れるじゃん。
大人チームと同じコースを走るため、とてつもなく速い人、ありえないほど遅い人(歩いている人も)の中で自分の走りをするのはなかなかに難しいはずです。
スピードの変化、急カーブは厳禁、あくまでも穏やかに、自分のスピードで。
前5人ぐらいを見てコース取りを考えて、後ろは見ずに背中で感じよう。

アンカーはキャプテン、一周6分を切るペースでの最終ラップ。
最後はメンバー全員でのフィニッシュです。

3時間16分43秒。うん、よく頑張った。
もしかしたら、キミたち本番に強いタイプ?
もう大人になったエルピスSAの先輩二人が声をかけてくれました。
『新沢コーチ、お久しぶりです』
子どもたちの活動現場で彼らに会うと、なぜだか喜びも倍増です。
『みんな、頑張ってね』
後輩たちへの優しい言葉がけも忘れません。

表彰式で焼肉を食べたいとTVカメラに語ったS君、来年は3時間を切って『きんぐ』で打ち上げをしよう!

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